いつかは介護・5分の3の記録

脳梗塞で倒れた家族の介護日記でしたが、死生観なども綴ります。

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

つなぐ いのち・改

消えかけのロウソクを継ぐような、そんな話を聞いたつながれつながれ強い意志を感じる寿命を待つのとは違う、大きな力いのちと引き換えに伝えたいことが ある決して失ったわけではないちゃんとここに生きてる弾むようなパワー悲しむより 活かすほうへそれが…

夢にみるもの

先日の夢に 義父が登場した。 今くらいのやせた体型だが、玄関の上がり口で すっと立っていた。私は外でなにか忙しくしていて、玄関に入ったところに義父がいたのだ。話しかけられたような気がするが、そこで記憶は終わっている。やはり家に戻りたいという気…

月 光 5/最終回

彼女の自死を聞いたときから今まで、たぶんこれからも、本当の答えなんて見つからないだろうと思う。ひとの生き方に答えはなく、ひとの死に方にも答えはない。ではこの苦しさは、残されたものの悲しみはどうすればいいのか。 この考え方は、ある程度慣れない…

月 光 4/コンクリートと心意気

ちょっと話が重すぎるので、違うエピソードなど。先日あった話。とあるところで、コンクリート談義になった。セメントに水を加えて、セメントに。そこに砂を加えると、モルタルに。じゃあコンクリートは?セメントと砂と水に砂利を加えて、コンクリートに。…

月 光 3

悪者さがしをしているのではない。裁くのが目的ではない。もっと明るい方向へ持って行きたい。そうでなければ この連鎖は終わらないのだ。 生きていくのなんて本当に面倒くさいこと。安全と便利は、ひとをつなげているようでいて、つなげ方を忘れさせる。た…

月 光 2

風にあおられ、実りの時を待たずして地面に落ちた青い実は、鳥や蟻も近づかないのだ。昨夜はどうにも重たくて考えがまとまらなくて、走り書きで終わってしまった。子どもの素行を苦にして、その母親は命を絶ちました。そんなことがありました。彼女を責める…

月 光

無花果のはぜるに任せ秋の夕にかくもあらんと背を押せるきみ枝に生る(なる)うちは隣同士の実でも甘さや熟れかたなど本当のところはわからないが、完熟になり身が裂け、地面に落ちたときにはじめて内面が晒され、どんな出来だったかが露わになる。熟して落ち…

よこみち

ここに書いてない日は 安泰な変わりない日々が続いていると思っていただいて構わないが、しばらく静かだった私の実家の方で異変が起きていた。父が急性の病気で入院していたらしい。手足の様子がおかしいので、また脳梗塞かと前回みていただいた病院に母が連…