いつかは介護・5分の3の記録

脳梗塞で倒れた家族の介護日記でしたが、死生観なども綴ります。

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

急性期3

酸素マスクははずれたが、依然 点滴にはお世話になっていた。 入れ歯をはずしているために頬がへこむのは道理ではあるが、腕や足は徐々に細くなってゆく。 家庭菜園の土を耕して、ひと家族が使う一年分の玉葱やジャガイモを作っていた筋肉は落ち、肌の艶はな…

急性期2

動くはずの義父の右手がカワイイことになっていた。ボクシングのグローブを広げたような白く大きなミトンがつけてあったのだ。 写真では原寸わかりにくいが、大人の顔の大きさくらいは優にあった。 「どうした、これ?」ミトンは緩衝材が入っているらしくふ…

急性期

朝まで緊急の連絡は入らなかった。 入院の用意をととのえて病院に向かう。 半年ぶりのHCU。 カーテンで仕切られた一番手前のベッド。 目は開いてはいるが、うつろで濁っている。 左半身は硬く動かないまま、点滴のチューブが走っている。 まずは症状が悪…

ここまでのあらすじ&トリセツ

初回からあらすじもなにもですが、話すと長いので先にまとめておきます。 びっくりしたとか心配とか不安とか心理的なことはさておき、事実のみ。 後半に取扱説明書を用意したので、ブログ記述についてご覧いただければと思います。 ここまでのあらすじ・・・…