いつかは介護・5分の3の記録

脳梗塞で倒れた家族の介護日記でしたが、死生観なども綴ります。

2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

5分の5 試練 

最初にお断りしておきます。 5/5シリーズは、命にまつわる重い話を事実のまま記録として書いています。 ご承知おきください。 朝になって着信の記録のない携帯を確認する。 なんとか一晩 乗り切ったようだ。 少しホッとして、子どもを送ってから病院に向かお…

5分の5  落日

最初にお断りしておきます。 このシリーズは、命にまつわる重い話を事実のまま記録として書いています。 ご承知おきください。 義母の足のむくみは引くことはなく、指で押すとふわふわとしていた。 脂肪でも筋肉でもない、融けた保冷剤のあの感触だ。 もうそ…

5分の5 はじめの一歩

せっかく回復期の話に入ったところだが、事実の羅列だけでは話に深みがないので、時を戻して先にこの話をする。 2011年の暮れ。 もともと肺の働きの悪かった義母の咳が続く。このところ疲れて仕方ない、と口にするようになった。 私たちは仕事で一日中ほとん…

回復期1

「急性期を過ぎた」ということは「これ以上急激に悪化する可能性はない」はずで、少しホッとしたのもつかの間、 「今後の流れですが、いずれ在宅で介護できるようリハビリを進めていきます」 との笑顔の説明に驚く。 いくら回復したとはいえ、まだ経口で食事…