いつかは介護・5分の3の記録

脳梗塞で倒れた家族の介護日記でしたが、死生観なども綴ります。

納骨 2

お墓を建てる、ということに抵抗はない。

ただ先々のことを考えると、誰が世話をしていくかが気になる。

 

昔住んだ、馴染みのある土地。

大きなお寺はたくさんの人が集まり、賑やかでいつでもお参りができる気楽さがある。

以前そこを訪れたときに納骨や永代供養があることを知った。きっとここなら義父母も安心してくれるだろうと思う。

 

何家族か集まり、お経をいただいて式は終わる。場所と形が違うだけでやり方は同じだ。

この日の同じ時間帯で6家族。たくさんのお骨が納められているんだろう。

 

「やっと安心したね。」

と家族のひとりが言う。

どこまでいっても気持ちの在り方なのだ。

安心して先へ進むことができるのなら、それでいいのだ。