いつかは介護・5分の3の記録

脳梗塞で倒れた家族の介護日記でしたが、死生観なども綴ります。

ここまでのあらすじ&トリセツ

初回からあらすじもなにもですが、話すと長いので先にまとめておきます。

びっくりしたとか心配とか不安とか心理的なことはさておき、事実のみ。

後半に取扱説明書を用意したので、ブログ記述についてご覧いただければと思います。

 

 

 

ここまでのあらすじ・・・・・・・・・・

 

20XX年 1月23日

午後8時ごろ お風呂から出て上半身裸のまま椅子に座っている義父を発見。
パジャマも着ずに変だなと様子を見ると、意識がない。

身体が硬く、動かせない状態。軽いいびきのような息づかい。

頭だなと感じて、救急要請。

心室細動がみられ、それからの脳梗塞と判断。

救急車に乗る前に意識が戻るが、はっきり話せない状態。

 

病院には脳外科はあるが常駐の医師がいないとのこと。

とりあえず内科医師の説明で、副作用のある強い薬を使うかどうかの判断を求められる。

高齢のため副作用の脳内出血が考えられ、そうなれば命にかかわると。

 

「血栓を溶かす強い薬を使うなら30分以内に判断を」

 

リスクを負わせるわけにもいかず、弱いながらも副作用の少ない薬ですすめてもらうことに。

 

ストレッチャーで病室まで移動させる間にも嘔吐。

非常に不安定な状態ではあるが、少しでも意識が戻ったことで勇気が出る。

 

病院に泊まるつもりだったが、狭いので帰るよう促される。

「なにかあったら連絡します。」

慣れた対応に、脳梗塞患者の多さを感じた。

 

 

 

折りしも仕事はイベントの真っ最中であり、予約をたくさん受けていた。

2日後にはフリーペーパーに載る予定。

もうひとつ、1週間前に子どもが事故で骨折していたが、重症ではなかったので無理に修学旅行へ行かせている。

もしものことも考えるが、どれもギリギリまで口外しないことにした。

 

今 感情は不必要だ。

目の前のことを淡々とこなすのみ。

 

そんな数日間を送った。

 

 

・・・・・・・・・・つづく

 

 

 

<本ブログの取扱説明書>

・私の家族の実際にあったことを記録として記載します。

 内容により多少端折ることはありますが、フィクションは一切ありません。

 うれしいことはうれしいと書きますが、マイナスな感情は入れないつもりです。

 

・健康状態や処置はその状況により違うこともあります。

 ここに書くことは誰にでもあてはまることではありませんし、おすすめしているわけではありません。

 ひとつの事例としてお読みいただければと思います。

 

・表題の「5分の4」は、私の生涯介護する家族数5人のうち生存者4人を表しています。

 

・コメントはどなたからも書き込んでいただけますが、公開は承認制です。

 お返事できないこともありますのでご了承ください。