いつかは介護・5分の3の記録

脳梗塞で倒れた家族の介護日記でしたが、死生観なども綴ります。

7×1

最低限のカロリーの輸液と、酸素マスクとで1ヶ月。



鼓動は毎分150回、超リーンバーンな記録を遺して命の火は消えた。










熱はあったが、誤嚥性肺炎という死因を記されるとは思わなかった。

特別な病気でもないので、詳しい死因など今更なんでもいいのだが。



朝の、ほんの少しの間に。

すこし目を離した間に。




前の晩、チアノーゼで足先が赤紫色に腫れていた。

ひんやりと室温に同化しているそれは、さすっても温めても、もう身体を支えることなどできないものだった。

血管が細く流れがどんどん詰まってきていたのだろう。

今晩か明日だということは薄々わかっていた。




私は自宅待機の日だった。

夜が明けた頃に目を覚まし、メールが届いてないのを確認し、まだ状況が変わらないことを知る。