いつかは介護・5分の3の記録

脳梗塞で倒れた家族の介護日記でしたが、死生観なども綴ります。

リフレイン

入院、退院、転院。

くり返される言葉とくり返される事象


一生のうちで一番長い時間を、いま過ごしているのかもしれない。




高齢で肺炎を起こすと、体力がないため完治は難しい。

熱発や意識の混濁があり、元の体力と点滴の濃度で命の長さが決まる。




そんなクリスマスから年始までの日々。




年末は 例年になくたくさんの年賀欠礼の知らせが 友人たちから届いた。

あまりに多くて管理しきれず、年明けに届いた年賀状にだけ返事を出す。



ひとつひとつ、畳むように消えてゆくいのち。

順番に関係なく、ろうそくは消える。



いま一瞬がいちばん大事。

迷う暇はない。


本当にそう思う。






やはり、原点に戻らないといけない。

やり直しではなく、くり返しでもない、新しい基準を作り出す旅に出る。




まったく新しい白紙に線を引くような、そんな旅に出る。








そのために、ちょっとがんばろうと思う。